東上沿線コラム&情報 第2号
No.3. 東上沿線の川 (2000/10/4 記)
東上線には当然ながらたくさんの川が流れています。しかし、すべての川はみな荒川に流れ込みます。この荒川を東上線がまたぐのは、終点寄居を目前に控えた鉢形・玉淀間です。ほとんどの区間が荒川右岸になるわけです。さて左の地図を見るとわかるように、荒川に流れ込む多くの川は、越辺川と新河岸川の二つの川に合流して、越辺川系統は川越市東方の国道16号・新上江橋の下流で荒川に合流、新河岸川は北区の岩淵水門付近で、旧荒川本流である隅田川と合流します。この二つの水系とは独立している石神井川も北区堀船付近で隅田川に合流します。

荒川は別格として、大きな川というと都幾川、越辺川、入間川ということになりましょうか。新河岸川水系は、河川規模としては小さくなります。荒川、都幾川、越辺川、入間川は川の規模が大きいためか、堤防も立派なのであまり水害はおきなくなりました。かえって急速に都市化が進み、かつ河川規模も小さく、防災対策の遅れた新河岸川水系河川の方が水害が多いようです。とくに不老川・新河岸川合流部、柳瀬川・新河岸川合流部は夏の集中豪雨で浸水騒ぎを引き起こしています。一昨年と今年の夏に出水した不老川は、東上線橋梁が工事中です。新しい橋梁本体が、現在の橋の脇に置いてありますので、間もなく架け替えられるはずです。

下の図は東上線と川の関係を模式図にしたものです。ここに描かれた川以外にも、川幅数メートルの中小河川(用水路・排水路・下水路など)が数多くありますが、とりあえず車窓から見て認識可能なものを並べてみました。越生線沿線の川は「コラム & 情報 13号 No.21」をご参照ください。
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